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2011年3月24日 (木)

本棚の旅■暴力特急/江波じょうじ(原作・鴨居達比古)

書 名/暴力特急
著者名/江波じょうじ(原作・鴨居達比古)
収録作品/暴力特急・全5話
発行所/芸文社
初版発行日/昭和50年5月2日
シリーズ名/芸文コミックス

「軍曹(サージェント)」と呼ばれる一匹狼の日本人スナイパーを主人公とするアクション劇画。同じ芸文コミックスで刊行されていた南波健二の『処刑人ゴッド』同様、さいとう・たかをの『ゴルゴ13』を意識して描かれたのは明らかで、ヨーロッパを中心に海外を舞台にしたところなどもそのためだろう。
 第1話ではパレスチナ解放軍とのつながりも匂わせ、日本大使館員(実は内閣調査室職員)とも面識があるなど、一匹狼ではあるがそうとうな実力のある印象だが、第3話になるとハリウッドなどのスターやセレブの情報に詳しい「スキャンダル・ハンター」と説明されるシーンがあるなど『暴力特急』というタイトルで単行本にまとめられているが初出時には同じサージェントが主人公の別作品だった可能性もある。だいたい『暴力特急』というタイトルがどうして付けられたのかよくわからない。第1話冒頭に列車のシーンが描かれるが、ほかに「特急」をイメージするシーンもなく、サージェントがむやみにキレる暴力的な人物ということでもない。

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2011年3月22日 (火)

本棚の旅■処刑人ゴッド/南波健二

書 名/処刑人ゴッド
著者名/南波健二
収録作品/処刑人ゴッド・全5話
発行所/芸文社
初版発行日/昭和49年3月31日
シリーズ名/芸文コミックス

 この作品をひと言で乱暴に言うと「南波健二版『ゴルゴ13』」である。
 「ゴッド」のロゴマークが各章タイトルのところに配置したり、キャラクターの印象など『ゴルゴ13』を意識しているのは確実。もっともこちらの方はゴッド自身がストーリーを進行させる役割を演じたりセリフも多く、冷徹なスナイパーというよりは人間的なキャラクターになっている。
 第1話ではアンデスにゴッドと処刑対象者が乗った飛行機が墜落し、第2話では中東のテロリストと、当時の社会的な事件をヒントにしたストーリーも目立つ。3話からは日本を舞台にゴッドの生い立ちなどもからめて『ゴルゴ13』との差別化を計るかのような展開となっていく。

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2011年3月17日 (木)

本棚の旅■仮想敵機を撃て/旭丘光志(ブレーン・野尻敏彦)

書 名/仮想敵機を撃て
著者名/旭丘光志
収録作品/仮想敵機を撃て、アフリカの標的、自衛隊叛乱
発行所/芸文社
初版発行日/昭和49年1月10日
シリーズ名/芸文コミックス

 航空自衛隊のパイロットである兄、風俗店のコンサルタントをする弟を軸に進行する社会派劇画。
 兄にコンプレックスを持っている弟は自衛隊の基地のある街で、自衛隊員を相手にした風俗店で儲けようとがむしゃらに努力する一方、兄は自衛隊内の陰謀に巻き込まれていく。
 ブレーンとしてクレジットされている野尻敏彦は「東京小劇場」の主催者で演出家。実質的な原作者でもある。また『仮想敵機を撃て』は200ページを一挙掲載という形で発表されたようである。
 自衛隊を取り巻く環境や国民の印象は現在とは違っているだろうが、日本の国防を考えるキッカケにはなるかもしれない。
『アフリカの標的』はヘミングウェイの『キリマンジャロの雪』を引用しながら、ナイロビの日系工場に新しく工場長として赴任した主人公が登場するファーストシーンから、前任の工場長の行方不明についての謎めいた現地従業員たちの態度と、ミステリアスな展開となっていく。そして主人公を狙う怪しい人影が…。
 アフリカという舞台を活かしつつ読み切り作品としてまとまった小品。

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2011年3月15日 (火)

本棚の旅■凶銃に生命を賭けろ/佐藤まさあき

書 名/凶銃に生命を賭けろ
著者名/佐藤まさあき
収録作品/凶銃に生命を賭けろ
発行所/芸文社
初版発行日/昭和49年6月1日
シリーズ名/芸文コミックス

 昭和36年に単行本で書き下ろされたものを作者自らの手でリメイクした作品。佐藤にしろ水木にしろ貸本作家が雑誌に進出してから貸本時代の作品をリメイクするというのはよくあったようだ。
 ガンマニアでもあった佐藤らしくさまざまな銃が登場する本作は、影男で代表されるような暗黒街に生きる主人公を描いていくわけだけれど、影男と違って本作はジャズボーカリストであった主人公が殺人現場を目撃してしまい、さらにその射撃の腕を見込まれて暗黒街に入っていく過程が描かれている。佐藤自身は、自分の描く主人公たちは虚無的な性格の人物が多いが本作の場合は虚無に至る前の若々しさを持っていると述べている。
 はじめは自分に群がる多くの女性ファンのひとりのような感覚でつき合っていた女性を、心底愛していたと気づいたり、行きがかり上踏み込んでしまったスナイパーの世界でもがいたりと、確かに影男とは違う「青春もの」的な要素が散りばめられている。もっとも本当の愛を探してさまよう男というのは佐藤作品には案外共通したテーマとして各作品に取り入れられていたところもある。これは作者自らが真実の愛を求めていたということなのかもしれない。

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2011年3月10日 (木)

本棚の旅■凶銃ワルサーP38/佐藤まさあき(原作・大藪春彦)

書 名/凶銃ワルサーP38
著者名/佐藤まさあき
収録作品/凶銃ワルサーP38
発行所/芸文社
初版発行日/昭和49年11月22日
シリーズ名/芸文コミックス(No37)

 殺された兄の復讐のため、ワルサーP38を片手に警察に追われながらターゲットを狙うハードボイルド作品。
 オリジナル作品にこだわる佐藤まさあきには珍しい原作付きの作品。原作は大藪春彦の『みな殺しの歌』。佐藤も大藪もガンマニアというところで共感するものがあったのかもしれない。そういえば映画化された『蘇える金狼』のコミカライズも佐藤が担当していた。
 ワルサーP38というとどうしても『ルパン三世』が思い出されてしまうが、この作品が発表された当時はまだそのイメージは浸透していなかっただろう。むしろガンマニアにとって一種の憧れ的な拳銃だったのかもしれない。

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2011年3月 9日 (水)

訃報■村野守美さん

村野守美氏(漫画家)が死去 (読売新聞)

 村野守美氏 69歳(むらの・もりび、本名・佐藤守=さとう・まもる=漫画家)7日、心不全で死去。告別式は13日午前11時、東京都練馬区練馬3の22の6千代田豊島園会館。喪主は妻、妙子さん。

 代表作に「草笛の季節」「垣根の魔女」など。手塚治虫に師事し、「千夜一夜物語」の原画担当など「虫プロ」創設時のアニメーターとしても活躍した。

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 それほど多くの作品は読んでいませんが、好きな作家のひとりでした。
 とくに柔らかい線のタッチは独特で、温かみがありましたね。

2011年3月 8日 (火)

本棚の旅■ザ・KAMI/黒田みのる

書 名/ザ・KAMI
著者名/黒田みのる
収録作品/ザ・KAMI(描き下ろし)
発行所/芸文社
初版発行日/昭和50年9月13日
シリーズ名/芸文コミックス・黒田みのる怪奇心霊書下し劇画

 昭和50年当時、心霊やオカルトのブームであり、ワイドショーでは心霊写真の鑑定をしていたりUFOの特番がくまれたしていたと思う。つのだじろうの心霊漫画も本作のあとくらいにブームになっていたのではなかっただろうか。
 本作品でも黒田は心霊…霊魂や神について当時の心霊学にそって解説もしていて、これはつのだの『うしろの百太郎』に先駆けている。
 また本作は全10巻シリーズの描き下ろし作品の第1巻にあたるものなのだが、残念ながらシリーズがキチンと完結したのかどうかは確認できていない。
 黒田はこのような描き下ろし作品をこの時期から多く手がけていたような印象があって、その後にもオカルト作品の単行本や雑誌サイズの描き下ろし作品があった。
 芸文コミックスという青年向けのシリーズであることから多少エロティックな表現も含まれる本作であるが、発表当時の状況などもあり、現在の目から見ればかなりソフトな印象ではある。が、黒田作品においてはそのあたりが巧妙というか、視覚的にはソフトでありながら妙にエロティックな雰囲気をかもしだすのがうまいのである。

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2011年3月 3日 (木)

本棚の旅■大地震/黒田みのる

書 名/大地震
著者名/黒田みのる
収録作品/大地震、遺産管理人
発行所/芸文社
初版発行日/昭和49年8月12日
シリーズ名/芸文コミックス

 表題作の『大地震』は、関東に巨大地震が起こったその瞬間と前後をオムニバスで描く4章から構成されたもの。
 さまざまな状況、環境で地震に遭遇した人々を描いたシュミレーションドラマと言っていいだろう。
 昭和49年といえば、関東に大地震が起こるだろうと不安がられていた時期(これはいまも続いているのだが、いつきてもおかしくない大地震はすっかり人々の意識からは忘れられているようです)。「少年マガジン」では永井 豪の『バンオレンスジャック』が連載されていた時期と重なる。

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