最近のトラックバック

楽天

あし@

  • あし@

カラーミーショップ

  • ★【 カラーミーショップ 】ならオールインワン★
    あっという間にショップオーナーに!!
    スマートフォンにも対応済み

FB

« 2009年6月 | トップページ | 2009年10月 »

2009年9月26日 (土)

本棚の旅■エスパー大旋風/小畑しゅんじ

書 名/エスパー大旋風
著者名/小畑しゅんじ
出版元/パンローリング
判 型/B6
定 価/1890円(税込み)
シリーズ名/マンガショップシリーズ
初版発行日/2006年12月2日
収録作品/エスパー大旋風(冒険王・1974年9月特大号付録)
     暗黒の野獣(別冊少年キング・1970年7月号)
     どくろの門(別冊少年キング・1970年12月号)
     
 本書はこれまで単行本未収録だった小畑しゅんじの短編を集めたものである。もともと小畑しゅんじという作家は、その作品数に比べて単行本化されたものが少なかった(『ネオマスク』『げたばき甲子園』など数える程度)。ことに読みきり掲載された短編を集めたものはこれまでなかったのではないだろうか。
・エスパー大旋風/野菜嫌いでひ弱な少年が、内に秘められた超能力に目覚める…というとオーソドックスなSFコミックを想像されるだろうが、その超能力が別の人格となって実体化しているのがユニークなところ。なんでもできる「もうひとりの自分」にまで頼りきってしまう主人公が、自力でがんばるという青春コミックといっていい。
・暗黒の野獣/足の悪い妹の手術代を稼ぐためプロレスラーとなった主人公は、その実力で連勝し人気も鰻登り。しかしその前に謎のレスラーが立ちはだかった。ゴーストの連具ネームを持つその男は盲目でありながら必殺の技を使い、主人公を倒し、さらに強豪レスラーをつぎつぎとリングに沈めていく。主人公は妹の言葉に諭され、ゴースト打倒のため特訓を開始するのだが…。70年といえば『タイガーマスク』などの時代だろうか。小畑らしいユニークな設定だが、世のスポコンブームをなぞった感も否めない。
・どくろの門/飛行機事故で首狩り族の村に不時着し、その後行方不明となった父親を探してマニの村へとやって来た兄妹。その村で見たものは…。秘境を舞台としたミステリアスな作品だが、もう少しストレートな展開にしてもよかったような気がする。

 全体に印刷が粗いのは元原稿ではなく印刷物からの復刻だろうか。その点少し残念ではあるが、発表から30年を経過して単行本にまとめられたのは、まず読者として喜ぶべきことかもしれない。
 

2009年9月22日 (火)

本棚の旅■くれない頭巾/横山光輝

・初出/日の丸(1959年5月号~12月号)
・書誌/小学館クリエイティブ「復刻漫画名作シリーズ」(ただし本書中にこの記載はない)

 デビューの数年後に「日の丸」で連載された時代もの。同時期には『レッドマスク』『おてんば天使』『五郎の冒険』などの作品があるようだ。なかでも『レッドマスク』は同じ出版社の兄弟雑誌で連載されていたこともあり、くれない頭巾のコスチューム自体も似ている。このことから解説の中野晴行は「『レッドマスク』のようなヒーローものを時代劇で、という依頼があったのでは」と推測している。
 物語は、師匠を殺された少年剣士が正体を隠して悪者を退治するという展開で、師匠が得意とした「木の葉返し」を身につけるため修行に励む姿も描かれる。
 が、横山自身の多忙が原因だったのか「木の葉返し」習得したあたりで物語は終わってしまう。師匠の仇もうち、一応の完結にはなっているが、ちょっとさ残念ではある。
 

桑田次郎の世界

 講談社から「思い出漫画館」シリーズの一冊として『桑田次郎の世界』が刊行されました。
『まぼろし探偵』『月光仮面』『8マン』の3作品を中心に、その他の代表作の紹介、作品年表などが収められています。
 上記の3作品は美味しいところをつまみ食いする感じで作品も読めますので、昔読んで懐かしい、と手に取られるのにはいいかもしれませんね。
 その他の代表作の紹介は「パンローリング/マンガショップシリーズ」で刊行されたものばかり。いま現在、書店で手に入るものを優先したのかもしれませんが、なんとなく「マンガショップシリーズ」の宣伝のような印象を受けてしまいます。また年表も2004年、「マンガショップ」で『キングロボ』が刊行されたところで終わっているのはちょっと納得できませんね。紹介されている「マンガショップ」からの単行本はほとんどそのあとに刊行されているのですから。

2009年9月18日 (金)

本棚の旅■コンドル・キング/武内つなよし

Photo ■コンドル・キング/武内つなよし

初出/ぼくら(1961年1月号~1962年12月号)
書誌/パンローリング・マンガショップシリーズ(全5巻)
     アップルBOXクリエート(全7巻、キング四番勝負・全2巻)

『少年ジェット』『赤胴鈴之助』の武内つなよしによる探偵ヒーロー漫画。トップ屋の西郷一平が謎のヒーロー「コンドル・キング」になって悪と闘うというのが基本的な物語。
 連載当初読者に向けて明確に西郷=コンドル・キングという描写は登場していないし、キングの得意とするコンドルカードというトランプ状の武器についても取り立てて説明がないのは、作品が描かれた当時では珍しいことではなかったのだろうか。
 とはいえコンドル・キングというキャラクターは当時のほかのヒーローに比べちょっと大人の雰囲気を出していたのではないかと思える。粋なスーツ姿にカードを投げる戦法はスマートでかっこいい。
 第1部「怪物グロの巻」に登場する新生物グロ(ナメクジのようなものが集まって巨大にもなるし、人間などにも化けることができる)は、その後に描かれる『少年ジェット』に登場する生物の原型のようだ。
 第2部「怪人0博士の巻」になると巨大ロボットが登場。それに対抗して巨大ロボットを建造し、闘わせるというのはすでに人気になりつつ会った『鉄人28号』や『鉄腕アトム』の影響だろうか。当時は「ぼくら」を発行する講談社では「少年マガジン」で『13号発進せよ!」も連載されいたはずなので、ロボットの登場はある意味流行に乗っていたのかもしれない。
 第3部「キング4番勝負」ではドクロ・キングを名乗るカード使いが登場し、コンドル・キングとカードで対決するシーンがふんだんに描かれる。ある意味もっともこの作品のスタイルを活かしたストーリーだったのではないだろうか。またそれまで暗黙の了解的に西郷=キングという描き方だったのが、キングから西郷、西郷からキングへの変身(というより変装かな)シーンを描くことで読者にはハッキリとヒーローの正体を明かしている。またそのためなのか西郷でいるときにはちょっと間の抜けたキャラクターとして描いているようだ。ドクロ・キングの手下として同情するビート三兄弟のうち「サウンド大助」というキャラクターは『少年ジェット』のミラクルボイスのような技を使っていた。
 第4部「あくまのきば」連載の最後となるこのエピソードは前後編という短いもの。ストーリーもサブタイトルの妖しげな雰囲気を出しつつも、意外とまっとうなトリック、推理劇だった。途中、キングのコスチュームも刷新しようと試みたようで、カウボーイのような格好で現れるシーンがある。また最後の最後にキングが誰なのかという種明かしもされのだが、あまりのあっさり加減にちょっと肩すかしを食らう。
 「三角岳の怪物」1961年「ぼくら夏の増刊号付録・痛快漫画ブック」ケンタウルスのような獣人が登場する短編。人体改造によって人と獣を合成して怪物を作り出している博士を追ってキングたちが三角岳へと踏み込んでいく。人の体を腰から切断し、頭を落とした野犬の体に移植するというマッドサイエンティストが犯人なのだが、捕まり反省し、獣人化した人たちを元の姿に戻す(でも切断しちゃった下半身って残ってないんじゃないのかなあ、なんて疑問も…笑)。
 「きちがい博士」1961年「ぼくら増刊号付録」実は『三角岳の怪物』の犯人も「きちがい博士」を名乗っていた。今回登場する「きちがい博士」はまったくの別人で、自らが怪物のような頭部を持っていて、殺人を予告する。今回もおどろおどろしいタイトルやキャラクターに比べ内容はシンプルな推理もの。
 
 

2009年9月 5日 (土)

本棚の旅■地獄の水/水木しげる

Photo_3書 名/地獄の水
著者名/水木しげる
出版元/小学館クリエイティブ
判 型/四六版
定 価/1900円+税
シリーズ名/復刻名作漫画シリーズ(ただし本書にはこの表記はない)
初版発行日/2008年8月26日
収録作品/地獄の水

 この作品ものちにリメイクされたもののひとつだ。
 特筆すべきは、やはり主人公の父親が地獄の水によって体が溶けてしまい、目玉だけになり、その目玉に小さな体がついている、鬼太郎の目玉おやじ状態になっている点だろう。
 さらには鬼太郎の原型(絵柄的に)とも思えるキャラクターも登場している。
 ストーリー自体は神秘的なものだが街を破壊したり人間を飲み込んで溶かしたりと、スペクタクルな展開も見られる。
 本書はオリジナル版では東真一郎名義で刊行された。

本棚の旅■怪奇猫娘/水木しげる

Photo_2書 名/怪奇猫娘
著者名/水木しげる
出版元/小学館クリエイティブ
判 型/四六版
定 価/1900円+税
シリーズ名/復刻名作漫画シリーズ(ただし本書にはこの表記はない)
初版発行日/2008年11月30日
収録作品/怪奇猫娘

 水木しげるの作品に登場する猫娘といえば,『ゲゲゲの鬼太郎』、とくにアニメ版のキャラクターの印象が強い。実際水木原作版の『~鬼太郎』に猫娘が登場しているのは、貸本時代の『鬼太郎夜話』を別にすれば、かなりあとになってからのシリーズである。
 自分は本書『怪奇猫娘』の存在を知らなかったので、てっきり猫娘というキャラクターは『鬼太郎夜話』が初登場だと思っていた。『鬼太郎夜話』でも十分インパクトのある登場人物だったわけだが、本書ではさらにその生い立ちに踏み込んで描かれている、というのが感想である。ただしキャラクターとしての魅力はやはり『鬼太郎夜話』に登場する猫娘の方が上だろう。
 意外と救いのない話しでもある。
 本書もオリジナルは東真一郎名義で、内扉に制作・水木漫画プロの表記がされている。
 

本棚の旅■怪獣ラバン

Photo書 名/怪獣ラバン
著者名/水木しげる
出版元/小学館クリエイティブ
判 型/四六版
定 価/1900円+税
シリーズ名/復刻名作漫画シリーズ(ただし本書にはこの表記はない)
初版発行日/2009年7月22日
収録作品/怪獣ラバン

 水木しげるに限らず、貸本漫画で活躍しのちに雑誌に移って行った作家たちは、貸本時代の作品を雑誌でリメイクしている。本書も『ないしょのはなし(墓場鬼太郎)』を経て『ゲゲゲの鬼太郎・大海獣』と2回リメイクされている。
 大まかな筋立ては同じだが、『大海獣』で鯨の祖先の血を輸血するところを、オリジナルである『怪獣ラバン』では、ゴジラの血を輸血することになっている。そう、つまりは映画『ゴジラ』から派生した作品のひとつだったというわけである。
 とはいえ「ゴジラ」自体はほとんど登場しない、まったくのオリジナルストーリーでなのだが、「ラバン」という名称がどこからでてくるのか、ちょっと唐突なところもある。また描き下ろしの単行本ということもあってストーリー展開は余裕があるのだが、最後に来て突然のハッピーエンドというのはいささかシラける。
 いずれにしろこれまで復刻されて来なかった作品なだけに、オリジナルの完全復刻というのはうれしい限りだ。今回の復刻では京極夏彦が原本を提供している。またオリジナル版は水木ではなく東真一郎名義で刊行され、内扉に制作・水木漫画プロという表記がなされている。
 

2009年9月 4日 (金)

本棚の旅■大和小伝/さいとう・たかを

Photo書 名/大和小伝
著者名/さいとう・たかを
出版元/小学館クリエイティブ
判 型/B6判
定 価/1500円+税
シリーズ名/復刻名作漫画シリーズ(ただし本書にはこの表記はない)
初版発行日/2009年8月8日
収録作品/剣法無双、蒼雪、右うでを切る、修羅外道、助勢

 さいとうプロで制作・出版された貸本シリーズから5編を収録した一冊。ストーリー上のつながりはなく、時代劇の読み切り短編シリーズというものである。
 これらの作品は『無用ノ介』『影狩り』といったさいとう・たかをの代表的な時代劇画が描かれる以前のものであり、また初出が貸本ということもあってか多少描きとばしている印象がないわけではない。
 とはいえこの当時からさいとう作品は読みやすく、ストーリーや構成もしっかりしているのがわかる。
 すでにプロダクション制になっていて、各作品のタイトルページには「作・構成/さいとう・たかを」という表記も見られる。
 現在もリイド社を中心にして自作品は自分の目の届く範囲で出版しているという感じのするさいとう・たかをなので、特定の作品は装丁を変え形を変えて出版が繰り返されているが、貸本時代の作品になると日の目を見ないものが多いのが残念だ。
 

« 2009年6月 | トップページ | 2009年10月 »

2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

涼風家の電子書籍

  • ブクログ

本棚



コミックパーク

Point

009時計

  • ネット危険用語白書
  • 009時計
無料ブログはココログ