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2007年3月24日 (土)

■格闘王V/みね武&梶原一騎

9784775911532 ■格闘王V/みね武&梶原一騎

初出:まんが王 1969年11月号~1971年6月号
    冒険王 1971年7月号~11月号
書誌:秋田サンデーコミックス(1巻)
    マンガショップシリーズ(全4巻)

 古いマンガ好きであれば、秋田サンデーコミックスのカタログなどで『格闘王V』の表紙を見た記憶があるだろう。
 Vサインを掲げる主人公、大東勝利が印象的な表紙イラストだ(連載中の扉絵でもある)。
 連載中にリアルタイムで読むこともなく、秋田サンデーコミックス版の単行本も未見だったので、マンガショップシリーズから完全収録された版でようやく読むことができたのだが、少し前に同じ原作者の『虹を呼ぶ拳』を読んでいたせいか、どことなく共通性を感じずにはいられない。
 主人公は沖縄空手の達人を父に持ち、自らも沖縄空手の神童と呼ばれ、その力でさらなる世界を目指すため、キックボクシング界に身を投じるというのが物語のスタートである。
『虹を呼ぶ拳』では、あくまでも空手を究めるためにキックボクシングの世界に入っていくエピソードが描かれたわけだか、『格闘王V』では、空手を捨ててキックボクシングの世界で頂点を目指していく。
 当時のスター沢村 忠やジムの社長目黒氏などが実名で登場しているのは、その他の梶原作品にも共通するが、レギュラーキャラクターとして活躍しているのは、評伝的な作品『キックの鬼』『キック魂』以外ではこの作品くらいかもしれない。
 また連載中に掲載誌の「まんが王」が休刊し、「冒険王」に移籍することで、主人公はキックボクシングからプロレスの世界に移り、ジャイアント馬場を目指して修行を始める。ここでも馬場が実名で、物語に深く関わってくるのだが、このあたり『タイガーマスク』を彷彿とさせる。
 梶原作品では、○○より強い、○○。最強は○○。といった感じで特定の競技が扱われ印象があるが、この『格闘王V』では、空手ではキックボクシングの頂点には立てない、キックボクシングを究めても、プロレスでは通じない、といった各競技特有のルールや戦い方があるということを主人公を通じて語っている。
 父と子の物語、友情に厚い先輩、一つを究め、次の目標に燃える主人公、70年代梶原作品のエッセンスがかなり詰め込まれた作品だったのではないかと思う。

 ただ残念なのは第2部「プロレス編」が半ばで終わってしまった感があること。これは『虹を呼ぶ拳』のラストもそうなのだが、当時の状況なのであろうか。物語としては終わらせてあるのだが、打ち切り感いっぱいのラストはちょっと寂しい。

2007年3月21日 (水)

■ライブマシーン/松森 正&狩撫麻礼

■ライブマシーン/松森 正・狩撫麻礼

初出:アクションヒーロー/1983年6月号~1984年3月号
書誌:アクションコミックス(B6)/全2巻
                (A5)/全2巻
    双葉文庫/全2巻

 松森 正のシャープな描線は、それ以前からのものだったが、この『ライブマシーン

』でいっそう突き詰められた感がある。
 また初期の代表作『木曜日のリカ』以来、コレといったヒット作がなかった松森の再

評価につながる作品として、『地球最期の日(関川夏央原作)』と共に位置するのでは

ないだろうか。

 物語は、セロニアス・モンクに憧れる有山礼二が、音楽に挫折し、音楽から遠い場所

、戦場で過ごした後、日本に戻って再びピアニストとしてクラブで演奏をしているとこ

ろから始まる。
 ピアノのテクニックは研ぎ澄まされても、礼二の心の中ではなにかがもの足りない。

そんなとき、傭兵仲間だった男に襲われ、身を守るために相手を倒したことで、音楽に

も変化が現れる。
 そんなとき偶然であった「Q」と名乗る謎の雇われ、殺し屋になる礼二。
「Q」により、亜里沙という女性と出会い、ふたりは恋に落ちる。
 理由は明かさないまま「Q」の目的に沿って、指示された殺人を行っていく礼二に、

殺される側の組織は、元過激派のリーダーをぶつけてくる。
 礼二の正体が暴かれ、さらに元過激派リーダーを洗脳する礼二。
「Q」の最終的な目的が明らかになるとき、壮大な復讐が終わり、礼二は殺人というモ

チーフの中で音楽に身をゆだねる。

 後に描かれた『湯けむりスナイパー』の源さんに、礼二の面影を見る読者も少なくな

いだろう。

2007年3月 5日 (月)

■虹をよぶ拳/つのだじろう・梶原一騎

Nijiyobi ■虹を呼ぶ拳/つのだじろう・梶原一騎

初出:冒険王(秋田書店) 1969年6月号~71年6月号
書誌:秋田サンデーコミックス(全7巻)
   マンガショップシリーズ(全4巻)

『空手バカ一代』以前に描かれた、同じコンビによる空手マンガ。都会から地方都市に引っ越してきた、勉強はできるが運動はまるでダメ、という主人公が、級友が空手を使って強盗を倒す場面を目の当たりにして、自分も空手を始めるというもの。
 もちろん梶原作品ですから、これでもかってくらいに飛躍した展開もあります(北海道の山奥で奴隷のように働かされちゃうとか、中学生なのに、空手の腕を見込まれてナイトクラブの用心棒になっちゃったり)。
 つのだのペンは、マンガと劇画の中間でうまくバランスを取っている感じで、軽くもなく重くもない。敢えていうなら、この作品がもっともシャープな印象すら受ける。
 たしか「秋田サンデーコミックス」では、4冊ほどがまず出、しばらく間が空いてから残りの巻が出たように記憶する。それも現在では入手困難な状況だったので、「マンガショップ」からの復刊は喜ばしい。
 それにしても、タイトルのような明るい雰囲気は最後までなかったなあ(笑)。

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