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2006年11月 7日 (火)

■13号発進せよ/高野よしてる

9784775910795 ■13号発進せよ/高野よしてる

 週刊少年マガジンの創刊当初から連載されたロボット漫画、初期の名作のひとつである。
 すでに『鉄腕アトム(手塚治虫)』、『鉄人28号(横山光輝)』などがあったわけだが、この『13号発進せよ』もそれらに劣らない、面白い作品だ。にもかかわらず、単行本として復刊されたのは、「マンガショップ」での刊行が、実に半世紀ぶりというのであるから驚きである(自費出版である「アップルBOXクリエート」にしても40年以上が経っている)。
 タイトルからもわかる通り、『鉄人28号』を意識しているのは明らかで、物語の中でも、「13号」を開発した江戸川博士の13番目の発明と説明されている。またリモコンで動き、時には悪人の手に落ちるあたりも『鉄人28号』に類似する。
 とはいえ『13号発進せよ』は、週刊誌連載ということもあってか、ストーリーの展開がスピーディーで面白い。正直、もっと退屈するのではないかと思っていたのだが、次々と出されてくるアイデアに、一気に読めてしまった。その分、突然の終了は腑に落ちない印象も受けるのではあるが。

 この『13号発進せよ』は、ずいぶん長い間「読みたい作品」のひとつだった。「少年マガジン」の特集で、作品紹介とカットが掲載されたり、夏目房之介の著書で作品が紹介されたのを見る限りで、作品そのものを読む機会がなかったからだ。最初の単行本である東方出版のものは、実物を見たことがない。ロボットマンガの歴史を振り返る意味でも、復刊されたことは喜ばしい。

2006年11月 3日 (金)

■空の色ににている

■空の色ににている/内田善美

 初出:ぶ~け 昭和55年8月号~11月号
 書誌:ぶ~けコミックス

 現在では伝説の漫画家扱いの内田善美の代表作である。
 基本的に単行本で作品を追いかける自分としては、珍しく連載時から読んでいた。4回の短期集中連載ということで、1回のページ数も多く、密度の濃い連載だった。これが、作者、初めての連載だというのだから驚かされる。
 もちろん内田は、その当時新人作家ではなかったし、実力も知られていたのだが、その人気はマンガよりもイラストにあったといってもよかっただろう。しかし、この作品によって、内田は間違いなく、漫画家としても人気作家となった。
 主人公は、入学したばかりの男子高校生。図書館で本を借りると、自分より先に決まって同じ本を借りている女子生徒がいることに気づく。
 彼女に急激に惹かれていく主人公だが、彼女には、心ひかれる先輩がいる。奇妙な三角関係は、不思議と心落ち着く環境でもあった。
 長距離ランナーとして、その実力を発揮していく主人公。地方都市の高校を舞台とした、まさに青春ストーリーである。

 内田善美の魅力は、なんといってもその画力にあるだろう。イラストレーターとしても評価されるゆえんである。ともすれば、その画力に比べ、ストーリーが単純すぎたり、テンポが悪かったりする印象があったのだが、『空の色ににている』では、完璧なまでに画、ストーリーともに読者の胸を打つ。

 現在ではすべての著作が絶版状態になっていて、入手も困難だが、ぜひ読んでほしい作品である。特に、主人公と同じ世代の人には一読をお薦めする。

■ザ・ムーン/ジョージ秋山

■ザ・ムーン/ジョージ秋山

初出:週刊少年サンデー 1972年14号~73年18号
書誌:サンコミックス(全6巻)
    小学館文庫(全4巻)

 人によっては、この『ザ・ムーン』という作品を「トラウマ・コミック」と呼ぶ。それだけインパクトの強い作品だとはいうことだろう。
 ジョージ秋山はコメディやギャグ、ナンセンスといったジャンルの作品を多く描いていたが、『アシュラ』『銭ゲバ』といった社会派作品でより知られるようになり、作風も変わっていった。この『ザ・ムーン』はそれら社会派作品が発表されたあとに、再び少年向けを意識して描かれた作品ということになるのでだが、そのテーマはいたって重い。
 作品タイトルでもある「ザ・ムーン」は、巨大ロボットの名前である。魔魔男爵という人物が、巨額を投じて作ったこのロボットは、男爵によって選ばれた、普通の少年少女9人の脳波をキャッチして動く。
 とここまでは通常のロボット作品と大差が無いように感じられるだろうが、少年たちが与えられたロボットを、男爵はこう説明する。
「正義とはなにか。力こそ正義だ」
 少年たちのリーダー、サンスウ(少年たちの名前は、小学校の教科の名前にちなんでいる)は、男爵の言葉をすぐには理解できないが、同じように正義を目指しながらも、密かに水爆を所有し、それを日本のどこかに投下することで、恐怖によって人々を統一しようとする団体が現れることで、正義には力が必要だと悟り、水爆投下を阻止するべく、少年たちはザ・ムーンを動かす。
「正義と正義が戦って、血を流すこともあるのです」という男爵の言葉のとおり、ふたつの正義がぶつかり合う構図は、年少の読者には、あるいはわかりにくいかもしれない(もっとも、「連合正義軍」と名乗る団体の行動は明らかに冷酷ではある)。
 テロリズムを扱った、この最初のエピソードのほか、高齢化社会を扱ったエピソードなど、現在にも通じるテーマが描かれたこの作品は、まだまだ色あせてはいない。まだ読んだことがないという方にはぜひ一読していただきたいと思う。特にそのラストはじっくりと読んでいただきたい。

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