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2006年7月28日 (金)

■まだらの卵/日野日出志

■まだらの卵/日野日出志

初出:少年アクション
書誌:ひばりコミックス
    ひばり文庫
    ジャンプ・スーパー・エース・コミックス

 日野日出志の作品と出会ったのは「少年アクション」の創刊から連載された『ショッキング劇場』というホラー短編シリーズだった。したがって、『まだらの卵』も初出で目にしている。
 当時すでに怪奇漫画(という言い方が主流だった)家として知られていたのだろうが、それまで作品に接する機会がなく、それまで知っていた楳図かずおや古賀新一といった作家とは違う怖さを感じた。
 周囲の友人のあいだでも話題になり、ひばり書房から『まだらの卵』を表題とする単行本が出ると、すぐに買ったものだ。
「少年アクション」では、短編シリーズから『恐怖列車』という長編の連載となり、ひばり書房からは『蔵六の奇病』『わたしの赤ちゃん』など次々と単行本が刊行されるなど、間違いなくこの時期、日野日出志はブレイクしていた。

 やがて映像作品でもホラー、特にスプラッター作品が話題になるようになり、日野日出志も請われてスプラッタービデオの監督などをしていたが、ある事件をキッカケにスプラッター作品が下火になると共に、日野の名も聞かれなくなってしまった。
 それでも彼のファンは多く、数年ごとに思い出したように作品が復刊されている。また作品を詳細に評した『日野日出志を読む(清水 正)』という本も刊行されている。

 日野日出志の代表作を挙げるとすれば『蔵六の奇病』や『紅い花』、『毒虫小僧』などがあるが、出会いのインパクトもあって、自分としては『まだらの卵』を含む『ショッキング劇場』シリーズを最初に紹介したくなるのである。

■事件屋家業/谷口ジロー・関川夏央

■事件屋家業/谷口ジロー・関川夏央

初出:漫画ギャング(1979年12月号~1980年4月号)
書誌:アクションコミックス/B6判
              A5判(全1巻)
              A5判(全6巻/新事件屋家業含む)

 そのころ、それまで読んでいたジャンル以外にも読んでみたいという気持ちが高まり、まずは劇画を、と古本屋で入手したのがこの『事件屋家業』と松森 正の『恐怖への招待』だった。
 結果的にこのときの選択が正しかったのか、谷口も松森も、以後ずっと好きな作家である。

 物語は、タイトルからも推察できる通り探偵を主人公にしたハードボイルド。とはいってもカッコよくも、イカしているわけでもない中年探偵だ。
 個人的には同時期にFMで放送されていたラジオドラマ『マンハッタン・オプ(矢作俊彦作)』と印象がダブる。というのも、放送後単行本として刊行されたこの作品の挿絵を担当しているのが、谷口ジローなのだ。

 のちに「漫画ゴラク」で『新事件屋家業』として連載が再開されるなど、作品の人気は意外と高かったようだ。
 ちなみに主人公の深町丈太郎というキャラクターは、同じコンビの『無防備都市』という作品にも、新人刑事として登場している。同一人物という設定ではないようだが、興味深い。

2006年7月11日 (火)

■マカロニほうれん荘/鴨川つばめ

■マカロニほうれん荘/鴨川つばめ

初出:週刊少年チャンピオン
書誌:少年チャンピオンコミックス/全9巻
    愛蔵版/1~3巻
    秋田文庫/全3巻

『マカロニほうれん荘』が連載されていた当時は「少年ジャンプ」で『すすめ!パイレーツ(江口寿史)』が連載されていたり、ギャグ漫画のニュー・ウェーブとして見られていたと思う。
 登場人物は、40歳のきんどーちゃん、25歳のとしぞう、そして16歳のそうじの高校生トリオ。もちろんきんどーちゃん、としぞうは落第しまくっている。
 高校に入学し「ほうれん荘」でひとり暮らしを始め、青春を謳歌しようとしていたそうじを待っていたのが、同じ高校に通い、同じ「ほうれん荘」に住むきんどーちゃんととしぞうの怪人物ふたり。すでに人間というにはさまざまな点で超越してしまっているとしぞうと、その上をいくきいどーちゃんに振り回されながらの高校生活が始まるのである。
 当時でも「懐かしい」特撮番組やアニメのネタを頻繁に持ち込んだりして、マニアというかヲタク心を刺激していた作品だ。
 当時の「少年チャンピオン」はこの『マカロニほうれん荘』のほか『ドカベン』『750ライダー』『ブラックジャック』などで、週刊漫画誌のトップを走っていた。
 しかしながらあまりに売れすぎてしまった反動なのか、連載終了後は、完全な形で復刊される機会もなく、作者の鴨川つばめ自身も、ペンネームを変えて活動するなど苦労していたようだ。

 時代の流れと共に笑いも変化して、ギャグ漫画は長く読むことが難しい種類のものかもしれないが、改めて、一世を風靡したこの作品を完全版として復刊してもらいたいと思う。続編の『マカロニ2』と共に。

■光束エスパー/あさのりじ

■光束エスパー/あさのりじ

初出:少年
書誌:マンガショップシリーズ/全1巻

『光束エスパー』も、その作品そのものよりタイトルの知名度が先行している印象がある。「東芝」のマスコットキャラクターとして、電器店のシャッターにあさのりじ版のエスパーが描かれていた時期もある。その後、テレビドラマ化に伴い、松本零士がキャラクターだけを継承してオリジナルのストーリーを連載し、こちらはあさのりじ版より早い段階で単行本化された。

 あさのりじ版は、みのり書房の「ランデブーコミック」で一部が再掲載されたほかは、初出以来埋もれた形になっていたが、マンガショップシリーズですべてが収録された。
 強化服によって、人間以上の力を発揮するという設定は、現在でも充分通用するアイデアではないだろうか。

■憂国/いしかわじゅん

■憂国/いしかわじゅん

初出:漫画エロジェニカ
書誌:けいせいコミックス

 70年代の終わりから80年代の始め、三流劇画またはエロ劇画と呼ばれたジャンルが注目され、活況を呈した時期があった。そのころ、三大エロ劇画誌と呼ばれたうちのひとつ「エロジェニカ」に連載されたのが『憂国』である。
 言っておくが、これはエロい漫画ではない。コミカルな表現だが、かなりシリアスなストーリー作品である。もしかすると、いしかわじゅんがストーリーものに手を染めた最初の作品だったかもしれない。
 日本に革命を起こそうとする勢力と、それを未然に防ごうとする国家権力との駆け引きと闘争を、コミカルかつダイナミックに描いてしまった傑作なのだ。
 いしかわはのちに「ヤングマガジン」で『約束の地』という同じようにコミカルかつシリアスな作品を発表するが、『憂国』を下敷きにした作品であることは間違いない。

 いしかわじゅんの作品では『蘭丸ロック』『ちゃんどら』『パンクドラゴン』といったギャグ作品が好きなのだが、ストーリーものでは、この『憂国』、めんこを題材にした『メンカー』といったところが、実にいい。
 いしかわ作品もなかなか再刊されないのが残念である。

2006年7月10日 (月)

■キャプテンウルトラ/小畑しゅんじ

■キャプテンウルトラ/小畑しゅんじ

初出:週刊少年サンデー
書誌:曙出版/全2巻
    マンガショップシリーズ/全1巻

『キャプテンウルトラ』は、『ウルトラQ』『ウルトラマン』に次いで放送された、「ウルトラシリーズ」の実質的な第3弾作品である。
 宇宙を舞台に、バンデル星人やロボット怪獣などと戦うキャプテンウルトラと、キケロのジョー、ロボットのハックの活躍を描いたスペースオペラなのだが、当時は怪獣と巨大ヒーローの時代だったため、どうしても等身大で生身の人間であるキャプテンウルトラの存在は地味に見えてしまったようだ。むしろいまDVDなどで鑑賞した方が、その面白さがわかるような気がする。

 漫画版は、小畑しゅんじによって少年サンデーに連載された。登場人物などはテレビ版とほぼ変わりないが、テレビ版が先述したような状況から、バンデル星人編から怪獣ぞくぞく登場編へと路線を切り換えたの対して、小畑版は、バンデル星人のエピソードを貫く形となり、後半はオリジナルに近い。

 この作品もテレビ放送に合わせて、早い時期に単行本化されたものの、その後は30年に渡って入手困難になっていたが、マンガショップシリーズで復刊された。

■冒険ガボテン島/久松文雄

■冒険ガボテン島/久松文雄

初出:少年サンデー
書誌:虫コミックス/全3巻
     サンワイドコミックス/全2巻
     扶桑社文庫/全2巻
     マンガショップシリーズ/全2巻

『冒険ガボテン島』は遊園地の潜水艦に乗り込み、漂流して無人島にたどり着いた少年少女たちを描いたテレビアニメとして知られている。その漫画版は、キャラクター設定としても参加していた久松文雄が担当した。
 残念なことに、モノクロ作品が作られていた最後期に制作されたこともあって、再放送の機会に恵まれず、タイトルの知名度ほどには内容は知られていないような気がする。

 漫画版はアニメの放送もあって、早い時期に虫コミックスから単行本されたが、逆にそれ以降は長い間絶版状態で入手が困難になった。
 86年にサンワイドコミックスが刊行されたあとは、扶桑社文庫でも刊行(この時は、その後の登場人物たちを描いた短編も収録された)、現在はマンガショップシリーズで入手可能である。
 漂流ものというと『ロビンソン・クルーソー』や『十五少年漂流記』などを思い出すが、ゴリラや恐竜といった漫画らしいキャラクターも登場する『冒険ガボテン島』は、案外漂流ものの代表作といってもいいのかもしれない。

2006年7月 9日 (日)

■四次元世界/松本零士

■四次元世界/松本零士

初出:COM、その他
書誌:小学館文庫(旧)/全2巻
    小学館文庫(現)/全1巻

 松本零士の作品をまとまった形で読んだのは、もしかしたら『宇宙戦艦ヤマト』だったかもしれない。そのあとくらいに『ワダチ』、いや『大不倫伝』だったか…。
 雑誌をあまり読まず、単行本になってからじっくり、ということを昔から続けているので、作家や作品との出会いにタイムラグが発生する。『~ヤマト』のころには、松本零士の名前や『男おいどん』などの作品名は知っていたが、読んでいなかったのである。

 読み始めるとけっこうハマッて、単行本を集めたりもした。ちょうど『~ヤマト』や『銀河鉄道999』ブームもあり、過去の作品が相次いで単行本にもなっていた時期である。
『四次元世界』はその頃に刊行された、初期の短編集だ。もともと『四次元世界』というタイトル、シリーズではないものだが、単行本化にあたり『四次元世界』としてまとめられたというもののようだ。
 内容としては、SF風ファンタジーという系統のものが多く、作者得意の昆虫ものや戦闘機が登場するものも多い。また、センチメンタルでアイロニー色が濃い作品も目立つ。

 正直言って、『~ヤマト』以後の松本作品より、この初期の作品集の方が、読んでいて印象に残るものが多いような気がする。また、以後の作品の元になっていると思われる短編もあり、興味深い。
 アナタがもし、これから松本作品を読もうと思っているのなら、もしくは『~ヤマト』や『宇宙海賊キャプテンハーロック』、『~999』しか読んだことがないのであれば、ぜひ読んでほしい短編集だ。

2006年7月 7日 (金)

■魔王ダンテ/永井 豪

■魔王ダンテ/永井 豪

初出:ぼくらマガジン
書誌:サンコミックス/全3巻
    ソノラマ文庫/全3巻
    サンワイドコミックス/全2巻
    講談社コミックス/全3巻

    中公文庫/全3巻

 永井 豪の単行本はこの『魔王ダンテ』の1巻か『デビルマン』の1巻あたりが、最初に買ったものではなかったかと思う。
 もっとも「ぼくらマガジン」はときどき読んでいたので、断片的には『魔王ダンテ』も読んでいたはずなのだが、記憶の中では同誌に連載していた『ガクエン退屈男』の方が印象が強い。

 悪魔が現代に復活し、人間社会を破壊しようというストーリーは『デビルマン』のようだが、実はその悪魔が、古代に宇宙人の侵略を受けて、特殊な能力を持つに至った、本当の人類である、という設定。残念ながら掲載誌の休刊に伴い未完となってしまった(のちに「マガジンZ」誌上でリメイクされた)。

『デビルマン』はまぎれもなく漫画史に残る名作であり、多くの読者を得ているが、その原型である『魔王ダンテ』も、同時に読んでもらいたい作品である。

2006年7月 4日 (火)

■ミュータント伝/桑田次郎

9784775910139 ■ミュータント伝/桑田次郎

初出:週刊少年マガジン
書誌:サンコミックス/全2巻
   マンガショップシリーズ/全1巻

 桑田次郎といえば『8マン』で知られる、硬質なタッチの漫画家である。デビューは10代の前半と早熟で、もともとペン画を勉強していたこともあり、画力もある。
 そんな桑田の作品にあって、あまり知られていないのが『ミュータント伝』ではなかろうか。
 自分も、そういうタイトルの単行本が出ていることは知っていたが、ずいぶん長い間、実物を見ることがなく、初めて読んだときの衝撃は大きかった。
 内容は、古代、猿人から突然変異で人類が生まれるというエピソード、未来で宇宙旅行から戻ったパイロットたちのあいだで謎の事件があこるというエピソード、そして人類の終末、というもの。
 特に第1部の古代編では、言語がない世界のため、吹き出しを一切使わず、すべてを絵で見せるという手法に取り組んでいて、「これが雑誌連載されていたのか」と驚いてしまった。

 最初の単行本であるサンコミックス版は早い段階で品切れしたまま再版される機会に恵まれず、ようやくマンガショップシリーズで復刻された。
 桑田作品では、スーパーヒーローものに人気が集まりがちだが、この『ミュータント伝』はぜひ読んでいただきたい作品である。

2006年7月 3日 (月)

■11人いる!/萩尾望都

■11人いる!/萩尾望都

初出:別冊少女コミック
書誌:小学館漫画文庫
   萩尾望都作品集(小学館)
   小学館文庫

『11人いる!』は前後編、2回に分けて発表されたが、当時偶然読めたのは前編のみで、前後編を通して読んだのは、小学館漫画賞を受賞後に刊行された、文庫版でであった。
 その当時、まだ少年漫画しか読んでいなかったのだが、たまたま入手した雑誌にこの作品が掲載されていたことから、少女漫画にも俄然興味がわいたのは事実である。
 この作品は、少女漫画に本格的なSFを持ち込んだともいえる内容で、たまたまそれを読んだことで、自分の少女漫画観も変わった。
 宇宙大学の入試試験として、漂流中の宇宙船の中で過ごすことになった10人の受験生。しかし宇宙船に入ってみると、そこには11人いた。
 11人の魅力的なキャラクター、サスペンスに満ちたストーリー展開。紛れもなく傑作である。
 のちに続編も発表され(『続・11人いる! 東の地平、西の永遠』『スペースストリート』)たほか、NHKの少年ドラマシリーズとして映像化され、さらにのちにはアニメ化もされている。

 萩尾望都といえば『ポーの一族』や『トーマの心臓』といった作品が知られているが、この『11人いる!』が、自分にとって萩尾望都の代表作である。

2006年7月 2日 (日)

■魔神ガロン/手塚治虫

■魔神ガロン/手塚治虫

初出:冒険王(秋田書店)
書誌:秋田書店/1巻
     秋田サンデーコミックス/全1巻
     手塚治虫漫画全集(講談社)/全5巻
     秋田文庫/全3巻

 手塚治虫の作品を最初に読んだのは、秋田サンデーコミックス版の『魔神ガロン』だったのではないかと思う。
 もちろん『鉄腕アトム』や『ジャングル大帝』といったテレビアニメは見ていたし、手塚の名前は知っていたが、まとまった形で作品を読むといったことはそれまでなかったように記憶する。
 ガロンは、宇宙人によって地球に送られ、地球人がガロンをどう扱うかによって、宇宙から迎えられる存在であるかを問われるのだが、地球の科学をはるかに超えた能力を持つガロンを、ある時は恐れ、ある時は悪事に利用しようとする人々に、バラバラにされて送られたガロンを組み立てた科学者、敷島博士と、ガロンの頭脳である、ピックという、少年の姿をしたアンドロイドと兄弟として育ったケン一少年は苦悩する。

 当初刊行されたハードカバー版の単行本は1巻のみで、続巻は未刊行。そのあとに出された秋田サンデーコミックス版も全1巻として刊行され、全体の半分も収録されなかった。のちに、手塚の死後になって刊行された全集版で、3~5巻がようやく刊行された。
 当初は、後半で日本を飛び出し世界を舞台にしたことで、人種差別的な表現が含まれていて刊行できないのだとか、まことしやかな噂も流れていたが、実際は、3~5巻を見れば明らかなように、明らかに手塚自身のペンではない、稚拙な絵が多く、作品の完成度の問題から、生前には手塚自身が刊行を拒んだものと思われる。ストーリーの面でも、世界を舞台にしてスケールは大きくなったものの、迷走している感も否めない。結果的に秋田サンデーコミックス版の全1巻が、もっともまとまった形になっていたようである。
 そんなこともあってか、手塚は「ガロン」というキャラクターをなんとか活かそうとしたのか『マグマ大使』や『鉄腕アトム』にも「ガロン」として登場させている。また実写特撮作品としても企画されたことがあり、パイロットフィルムが確認されている。

■やけくそ天使/吾妻ひでお

■やけくそ天使/吾妻ひでお

初出:プレイコミック(秋田書店)
書誌:秋田漫画文庫/全5巻
   プレイコミックス・スペシャル/1~2巻(?)
   秋田文庫/全3巻

 吾妻ひでおについては『ふたりと5人』連載時から知ってはいて、永井 豪とならんでのエッチな漫画を描く作家という認識だったような気がする(柳沢きみおの『女だらけ』なども同時期だったような…)。
 とはいえそれ以上に気になる存在ではなかった吾妻ひでおに注目するキッカケとなったのは「マンガ少年」連載の『お楽しみはこれもなのじゃ(みなもと太郎)』だった。ダニエル・キースの『アルジャーノンに花束を』をテーマに萩尾望都などといっしょに『やけくそ天使』が取り上げられていて、それが実に面白い作品に思えたのだ。
 しかし、その当時は「プレイコミック」を手にするには抵抗のある年齢で、すぐには読むことができなかったのだが、程なくして秋田漫画文庫から単行本としてまとめられたので、すぐに入手。吾妻ひでおファンになっていくのである。
 お読みになられた方ならご承知の通り、『やけくそ天使』は阿素湖素子という淫乱な(笑)女性主人公が縦横無尽に暴れ回るコメディ作品である。ときには先述した『アルジャーノンに花束を』など、映画や小説をパロディにしていたりもする。
 この作品で、吾妻ひでおは完全に弾けた印象で、連載が進むに連れ内容も絵も冴え渡る。

 吾妻の代表作であるこの作品が、文庫以外のサイズで、完全な形で刊行されていなかったのはなんとも残念。『失踪日記』等で再び注目されているだけに、大きなサイズで復刊されることを期待してしまう。

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