DIG-UP COLLECTION 11/牧村みき
パロディSMの雄/牧村みき
牧村みきの登場はある意味で衝撃的ではあった。彼がデビューした当時には官能劇画ブームは終わり、ロリコンブームに突入していた時期で、少女が描かれていれば取り敢えずオーケーというご時世であった(もちろんエロ劇画自体、性交シーンがあればなんでもオーケーなジャンルではあるわけだが)。ちょっと極言ではあるが。
パロディSMの雄/牧村みき
牧村みきの登場はある意味で衝撃的ではあった。彼がデビューした当時には官能劇画ブームは終わり、ロリコンブームに突入していた時期で、少女が描かれていれば取り敢えずオーケーというご時世であった(もちろんエロ劇画自体、性交シーンがあればなんでもオーケーなジャンルではあるわけだが)。ちょっと極言ではあるが。
少女と幼女の魅力/中島史雄
レモンセックス派としてロリータブーム前夜に活躍したのが中島史雄で、70年代末から80年代初頭には村祖俊一と並んで美少女派として人気を二分していた感がある。
村祖俊一はデビュー当初、別のペンネームで少年誌や青年誌にも作品を発表していたが、70年代末の「三流劇画ムーブメント」の頃には、官能劇画界を代表するひとりとして活躍していた。
少女劇画の残党!?/富田 茂
富田 茂が活躍したのは80年代半ば頃で、エロ漫画界は急激に劇画からアニメ風の美少女漫画が主流となっていった時期でもある。富田の画風は70年代の官能劇画よりは洗練された感じではあるが、当時はどうしても消えゆく官能劇画のひとつに感じられた。
壮絶なまでの描写/三条友美
80年代末、SMやフェチといったそれまでアブノーマルと言われていた性が、ライト感覚でファッショナブルなイメージとして一般に浸透していった。しかし三条友美が描く世界は、見よう見まねの「ちょっとSMっぽいことしてみようか?」という人々にはあまりにも異質な、マニアの世界だった。
時代を作った幼女/内山亜紀(後)
急激にロリコンが台頭していった80年代前半、その代表的な作家として内山は認識されていった。そんな時「少年チャンピオン」で『あんどろトリオ』の連載が始まる。
ムチムチの幼女!/内山亜紀(前)
70年代の終わり、内山亜紀の登場はひとつの事件だった。当時のエロ漫画界といえば、その少し前から中島史雄や村祖俊一などの活躍で美少女路線が確立していたし、もともとセーラー服など制服物はエロの定番といっていい題材ではあった。しかしそれらはどうしても劇画の延長線上にあって、内山の漫画々々した、アニメ的な画で勝負している作家はいなかった(村祖が少女漫画的な線を描いていたのを除けば)。
愛欲に狂う男と女/つつみ進
70年代末から80年代の初めにかけて官能劇画のブームがあった。どのようなブームにもきっかけになる事件やブームをリードするカリスマがあるわけだが官能劇画ブームの時にそのきっかけとなりカリスマになったのは石井隆だった。単にセックスを描くだけではないストーリー性や演出に、当時の読者は魅了された。そして石井隆の画風や作風に似た作家がずいぶん登場していった。そのひとりに、今回取り上げる「つつみ進」もいたのである。
爽やかな青春と性/羽中ルイ
羽中ルイ、女性アイドルのようなペンネームを持つこの作家が70年代後半、官能劇画界で注目を浴びたのは、主に女子高生を描いた絵柄と主人公たちの青春らしい性に対する好奇心などからであった。
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猫目 ユウ: ニューハーフという生き方
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山村 信・編集/猫目ユウ、ほか著: AV女優の裏!
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濡木 痴夢男: 「奇譚クラブ」の絵師たち
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