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2019年4月29日 (月)

本棚の旅・蔵書自慢■日影丈吉 コレクション/単行本

■日影丈吉 コレクション/単行本
 日影丈吉を知ったのは、牧神社から刊行された『幻想器械』でだった。
 高校を卒業した直後の春、神保町のゾッキ本屋の平台に積まれていたのを見つけ、なんとなく気になって買ったのが最初だ(同時期に桃源社版の「新サド選集」や渋澤龍彦にも触れている)。
 正直な話し『幻想器械』を読んだとき、日影丈吉が推理作家だとは思わなかった。タイトルの通り幻想的な作品を集めていたこともあったと思う。そして次に読んだのが教養文庫の『猫の泉』だったわけで、この時点で幻想小説家という印象が強く、推理小説も書く幻想小説家というのが日影のイメージになる。実際長編は別として短篇作品は推理小説であってもどこか現実を踏み外したような幻想味のあるものが多かった。これは「ハイカラ右京」シリーズでもいえることだろう。
 日影が最も活躍していたのは昭和30年代といえる。
 昭和30年代には書き下ろしの単行本、新書判、そして雑誌掲載と忙しく作家活動をしていた日影が40年代に入ると突然のごとくその名を見ることが無くなり、40年代後半には「忘れられた作家」になってしまっていたというのだからオソロシイ。
 牧神社の未刊行作品集、教養文庫の傑作選によって再評価され、再び書き下ろしの長編などを発表し始めるが、僕が日影を知ったのはちょうどそのころだった。なので『地獄時計』や『夕潮』といった単行本は新刊で手に入れられたが、古いものは古書で集めた。80年代前半神保町の古書センターに入っていた「平井書店(オープン当時は詩・歌集の専門店だったが、すぐに推理・SFジャンルの専門店に替わり、このジャンルの古書価格を押し上げたマニア店。推理・SF小説分野の『まんだらけ』のような存在だった)」でバイトをしていたことも手に入れやすい環境だったといえるだろう。
『真赤な小犬』について触れておく。
 初出は桃源社の書き下ろし単行本で、その後同じ桃源社から新書判が刊行された。その際加筆されていて、特に大きな加筆が最終部分にある。初出時にはどこか突き放した印象のある終わり方だったのだが、新書判では主人公の心の変化について書き加えていて、個人的にはなかった方がすっきりしていたように思う。文庫版も新書判のものを収録している。

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真赤な小犬
桃源社・書下し推理小説全集 13
昭和34年12月5日初版発行

内部の真実
講談社
昭和34年12月10日初版発行

善の決算 春日検事の事件簿
彌生書房
昭和35年4月30日初版発行

非常階段
講談社
昭和35年11月10日初版発行

恐怖博物誌
東都書房
昭和36年6月15日初版発行

仮面紳士
雄山閣出版
昭和36年10月10日初版発行

夜の処刑者
昭和書館
昭和36年10月10日初版発行

イヌの記録
光風社
昭和39年2月10日初版発行

味覚幻想 ミステリー文学とガストロノミー
牧神社
1974年8月30日初版発行

恐怖博物誌
学芸書林・ロマン叢書 日影丈吉作品集
1974年11月30日初版発行

幻想博物誌
学芸書林・ロマン叢書 日影丈吉作品集
1974年12月10日初版発行

暗黒回帰-日影丈吉未刊短篇集成1
牧神社
1974年10月31日初版発行

幻想器械-日影丈吉未刊短篇集成2
牧神社
1974年11月30日初版発行

市民薄暮-日影丈吉未刊短篇集成3
牧神社
1974年12月20日初版発行

華麗島志奇-日影丈吉未刊短篇集成4
牧神社
1975年2月15日初版発行

名探偵WHO'S WHO
朝日新聞社
昭和52年12月10日初版発行

夢の播種 幻想小説集
早川書房
昭和61年1月31日初版発行

地獄時計
徳間書店
1987年12月31日初版発行

泥汽車
白水社・物語の王国
1989年12月25日初版発行

夕潮
東京創元社・創元ミステリ'90
1990年4月25日初版発行


早川書房
1992年4月15日初版発行

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