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    「ANOTHER STYLE」はフリーライターのグループ「涼風家(すずかぜや)」のメンバーによるWEBマガジンです。2010年4月21日より毎週水曜の更新で「ニューハーフという生き方」を連載開始。取材させていただけるニューハーフの方も募集しております。

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2010年8月30日 (月)

涼風家シネマクラブ■うた魂(たま)♪

監督/田中 誠
キャスト/夏帆、ゴリ(ガレッジセール)、石黒英雄、徳永えり、亜希子、岩田さゆり、ほか
2008年/日本/120分

「シンクロ」「ジャズ」「フラダンス」そして今度は「合唱」!
 七浜高等学校女子合唱部のソプラノパートリーダー、荻野かすみは、ちょっと自意識過剰だけど、かわいくて歌の上手い女の子。合唱部も連続して全国大会に出場する実力派です。3年生が引退し、2年生のかすみ達が部の中心になって地区予選に向け練習を開始したころ、以前から気になっていた男子、生徒会長の牧村から歌っているときの写真を撮らせてほしいと言われて舞い上がるかすみ。けれど出来上がってきた写真は、自分がイメージしていたものとはまったく違い、牧村にも「ユーモラスだよね」と言われてショックを受けてしまいます。歌っている自分が大好きだったはずのかすみは、もう合唱をやめよう、部もやめようと決意するのですが、臨時顧問の先生に地域のイベントのステージを最後にしたら? と説得されてステージに立ちます。けれど思い切り表情豊かには歌うことのできないかすみ。そんな七浜合唱部のステージを見ていた不良高校生たちがいました。かれらはかすみとその友達に自分たちは湯の川高校の合唱部だと告げ、七浜の実力を認めた上で、かすみのやる気のなさを指摘して、次のステージでは自分たちの合唱を見せつけます。歌うのは尾崎 豊。荒々しいけど胸に迫るその歌に、かすみの心は揺らされ、さらには湯の川合唱部の部長、権藤との対話によって再び歌うことを決意するのでした。
 前半は自意識過剰で妄想癖のあるかすみをコミカルに描き、後半では歌への情熱や歌うことの喜び、楽しさを描いていく、安心して楽しめ感動できちゃう映画に仕上がっています。湯の川合唱部の部長役、ゴリの存在感も圧倒的で、もっと湯の川の合唱を聞きたいって思ってしまうくらい。シンクロ、ジャズと部活としては地味なテーマを取り上げながらブームにまでしてしまったこれまでの流れからいって、今度は「合唱」がブームになるのは間違いなさそうですね。映画を見ていてもいっしょに歌いたくなってしまう方が必ずいるはず。ひとりではないからこそできるハーモニーの素晴らしさを感じることができるでしょう。

2010年8月23日 (月)

涼風家シネマクラブ■奈緒子

監督/古厩智之
キャスト/上野樹里、三浦春馬、笑福亭鶴瓶、綾野 剛、タモト清嵐、柄本時生、宮川一人、ほか。
2008年/日本/120分

 小学六年生、12歳の奈緒子は喘息の療養のため、その夏、長崎県の波切島に来ていました。両親と釣り舟に乗って沖に出る途中、海辺の道を走る少年に目を止めます。それは船長の息子、雄介です。
 釣り場に着いて父親たちが釣り糸を垂れているとき、奈緒子は船縁に立って海を覗き込んでいました。そのとき風が吹き、奈緒子の帽子が飛んでしまいます。と同時に奈緒子自身の体も海の上に落ちて行きました。
 船長が飛び込んで奈緒子を助けるますが、そのあと海面に浮かぶ帽子を取りにいくと、大波が打ち寄せ、船体に激しく頭をぶつけて、そのまま船長の姿は見えなくなってしまうのです…。
 それから4年。奈緒子は東京で、雄介は波切島で成長していました。お互いに連絡を取ることもなかったふたりですが、偶然に、東京で行われた陸上競技の大会で再会することになるのです。
 父が死ぬキッカケを作った相手と、自分のせいで父親が死んだと思っている相手、お互いの気持ちはネガティブです。雄介は奈緒子の顔は見ずに「もう誰も恨んでない」と言って走り去ってしまいます。
 短距離で注目されていた雄介が、駅伝に出場すると宣言しました。初の駅伝、九州オープンで走る雄介の姿を見たいと、九州に行った奈緒子は、偶然、雄介と同じ陸上部の生徒に頼まれ、給水係をすることになります。水のボトルを差し出す奈緒子の顔を見て、雄介は給水を拒んでしまいます。そして、ゴール前でライバルとの接戦途中で脱水から倒れてしまうのでした。
 事情を知った雄介の陸上部の監督は、奈緒子の両親に宛てて、夏の合宿に奈緒子のマネージャーとしての参加を頼む手紙を書きます。父親は反対しますが、奈緒子は自分の意思で合宿に参加することになるのです。
 雄介の父が死んだあの夏から、雄介と奈緒子の時間は止まったままだと感じる監督のはからいで、ふたりの時間はまた動きだすのでしょうか。また、陸上部は駅伝大会で優勝することができるのでしょうか。
 監督役の鶴瓶が実にいい味を出しているのが印象的でした。

2010年8月16日 (月)

涼風家シネマクラブ■REC・レック

監督・脚本/ジャウマ・バラゲロ、パコ・ブラサ
キャスト/マニュエラ・ヴェラスコ、フェラン・テラッツァ、ホルヘ・ヤマン、カルロス・ラサルテ、ほか。
2007年/スペイン/77分[R-15指定]

 スペインのローカルテレビ局の番組「眠らぬ街」の取材のため、女性レポーターのアンヘラとカメラマンのパブロは、消防署に来ました。署内のさまざまな場所を撮影し、消防隊員たちにインタビューしていくアンヘラ。ちょっと退屈だけど、いつもどおりの仕事を淡々とこなしているうちに、署内に出動のサイレンが鳴り響きます。火事ではなく、アパートの部屋に老女が閉じ込められたということで署員たちに同行し、現場に駆けつけるアンヘラたち。
 建物に入ると住民たちは一階のエントランスに集まっています。問題の老女の部屋は2階だと聞いて、署員や警官たちと現場の部屋に入っていくと、暗い部屋で錯乱状態になっている老女を発見。けれど、部屋の外に連れて行こうとすると、老女はいきなり警官に襲いかかり噛みついてきます。喉をかまれ重傷を負った警官を一階に下ろすと、住民たちが外からドアを閉められていると騒いでいます。いったいなにが起こったというのでしょか。
 重症の警官を、住民のひとりでもある研修医が手当てしていると、老女の部屋に残っていたひとりの消防署員が階段の上から落ちてきます。顔にひどい傷を負っていて、こちらも重傷。しかし建物の外ではなにやら警察車両などが包囲を始め、いよいよ中の人々を出そうしません。
 残った警官と消防署員のふたりが老女の部屋を改めて見に行くと、暗い部屋の奥から、また老女が飛び出し、襲いかかってきます。思わず拳銃で老女を射殺してしまう警官。
 どうにもならない閉塞感の中、外からの情報が入り、伝染病の疑いが建物の内部にあるというのです。しばらくして防疫隊員が入ってくると、重傷を負った警官と消防隊員を手錠で拘束し、なにかを注射するのをカメラは見ています。その直後、重傷を負って虫の息だった警官がむくっと起き上がり、研修医に襲いかかります。
 閉ざされた建物内で起こる地獄のような出来事を、カメラは記録し続けます。未知の病原体による人体の変貌の謎は映画でぜひ!

2010年8月 9日 (月)

涼風家シネマクラブ■西の魔女が死んだ

監督/長崎俊一
キャスト/サチ・パーカー、高橋真悠、りょう、高橋克実、木村祐一、大森南朋、ほか。
2008年/日本/115分

 中学に入学してまだ一か月ほど。けれどまいは、クラスになじめず、「学校にはいかない」と宣言します。それを聞いた母親は、くわしい理由を聞くこともなく、しばらくおばあちゃんの家で過ごすことを提案するのでした。
 母方の祖母は外国人。いまは亡くなった祖父と暮らしていた山奥の家でひとりで住んでいます。庭は裏山には野菜やハーブがたくさん植えてあり、自家製のワイルドストロベリージャムは祖父の大好物だったそうです。自然がいっぱいのその家は、童話に出てくる魔女の家のような雰囲気も感じられる、なつかしい空気が漂っているのです。
 苺を摘んだりジャムを作ったりとまずは気楽な生活を始めるまいでしたが、ふとしたことでおばあちゃんのおばあちゃんの不思議な体験の話を聞き、自分にもその血が流れているのだと気づき、魔女修行を始めることになるのです。
「そう、まずは基本から。早寝早起き、規則正しい生活」
 おばあちゃんにそう言われガッカリするまい。しかしおばあちゃんはそんなことがまいには一番難しいのではないですか? と優しく問いかけます。
 そして自分で判断し、自分で決めることが大事ですよ、とおばあちゃんはまいに言うのです。
 魔女という言葉は出てきても、魔法を使うとか奇跡を起こすようなことはありません。魔法のようにステキな生活をしている、と言い換えればいいかもしれませんね。生活の知恵といってもいいでしょう。
 いまの子供たちは年寄りと接する時間も少ないでしょうから、年寄りの生活の知恵が魔法のように感じられるということかもしれません。
 原作は児童書ですが、この映画は大人でも十分に楽しめますので、親子で鑑賞するのもいいでしょう。親子のあいだでの距離感について考えるキッカケにもなるのではないでしょうか。

2010年8月 2日 (月)

涼風家シネマクラブ■約束の旅路

監督/ラデュ・ミヘイレアニュ
キャスト/ヤエル・アベカシス、ロシュディ・ゼム、シラク・M・サバハ、ほか。
2005/フランス/140分

 アフリカ、スーダンの難民キャンプ。エチオピア人の母親は、ユダヤ人だけがイスラエルに脱出できると知って、息子をエチオピア系ユダヤ人の女性に託して脱出させる。途中ユダヤ風の名前「シュロモ」と名乗らされることになり、紆余曲折の果て、ある夫婦の養子になる。白人社会のイスラエルで、肌が黒いシュロモは差別されながら育っていく。がユダヤ教を勉強し、やがて医師の資格を取るまでに成長していく。
 しかしシュロモは、自分が本当はエチオピア人であることを誰にも言えず、ひとり苦悩し、いまだ難民キャンプにいるであろう母との再会を念願しているのだった。
 エチオピアのユダヤ人をイスラエルに移送するという「モーセ作戦」という史実をもとに、ひとりの青年の成長を描いた作品だが、人種差別、宗教差別など、複雑な社会問題をも描いている。少し前の「歴史」だが、これは今現在の問題でもあるのだ。人は、いつになったら成長できるのだろうか。

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