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2010年6月 7日 (月)

涼風家シネマクラブ■恋人たちの失われた革命

監督・脚本/フィリップ・ガレル
キャスト/ルイ・ガレル、クロティルド・エスム、エリック・ルリヤ、ジュリアン・リュカ、ニコラ・ブリデ、ほか。
2005年/フランス/182分

 本作はモノクロで撮られた3時間に及ぶ作品である。
 時は60年代末。フランスにも学生運動の荒らしが吹き荒れていたころ。詩人を名乗る、主人公のフランソワは革命を信じ、兵役を逃れて学生運動に加わっていたのだが、やがてその革命も、自分が信じたようなものではなくなっていき、フランソワは仲間が集まる館で、ドラッグに溺れる日々を送るようになる。
 そこで出会った彫刻家を目指すリリーという女性と出会い、ふたりは恋に落ちていく。
 映画の構成は複雑で、時に映し出されたシーンが、フランソワの幻覚や夢であったりもする。
 フランソワが出入りし、半ば住み着いている館は、同時代のアメリカであればヒッピー仲間が集まるような場所だろうか。絵描きや詩人といった芸術家を自称する若者たちが集まり、阿片などのドラッグで自己を開放していく。
 最初は、詩を書き、革命を信じて生きるフランソワが自由奔放に見えたが、しだいに彫刻家という具体的な夢を持っているリリーの方が自由に生きていることに気づかされる。フランソワとの恋愛においても、ほかにセックスしてみたい男が現れると、恋人であるフランソワに「彼と寝てもいい?」と聞いたりする。
 リリーはフランソワを愛していると友人に言いながら、ほかの男にも心を奪われる。一方フランソワは、彼女の自由を束縛しないことが愛だと思っているようだ。
 ふたりを取り巻く環境が変わっていく中で、ふたりの愛も変わっていくのかもしれない。
 愛していながらリリーを止めることができないフランソワの姿に、林静一のマンガ『赤色エレジー』の一郎がダブって見える。そういえば、『赤色エレジー』を映画化した、あだた森魚の『ぼくは天使じゃないよ』もモノクロ映画で、カメラワークも似ているような気がする。共に60年代末を舞台にしているのは偶然なのだろうか。なんとなく気になる共通点ではある。

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