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2009年12月18日 (金)

本棚の旅■バルタン星人~不滅のダークヒーロー

書 名/バルタン星人~不滅のダークヒーロー
発行日/2009年12月18日
定 価/1200円(本体)
版 元/コスミック出版
シリーズ名/COSMIC MOOK

 本書はテレビドラマ『ウルトラマン』シリーズに登場した人気怪獣「バルタン星人」を特集したMOOKだ。基本的に映像作品からのスチールや登場話の紹介が主だが、現在のところほとんど復刻の機会のない、「現代コミクス ウルトラマン」から、井上英沖の『ウルトラマン/新バルタン星人』を復刻しているほか、「現代コミクス」シリーズについての解説ページも設けられている。
「現代コミクス ウルトラマン」は『ウルトラマン』放送当時に雑誌形式で、『ウルトラマン』を中心にした漫画作品を掲載していた出版物だ。井上英沖がメイン作家となって、ほかに岸本 修などが執筆し、毎号2話程度ずつが掲載されていた。
『ウルトラマン』のコミカライズでは、「ぼくら」連載の一峰大二作品のみが秋田サンデーコミックスにまとめられた以外、「少年マガジン」の楳図かずお版も長い間単行本にまとめられる機会がなかったこともあり、複数の作家による共作という性格の強い「現代コミクス」掲載作品についてはこれまで単行本として刊行されたことがない。というより「現代コミクス」の存在自体が今では知らない人の方が多いだろう。
 今回のように雑誌の特集などで紹介されたり一部の作品が復刻されることしかなかったのは残念なことだが、メイン作家である井上英沖氏の版権継承者が見つからないということで、いま現在も単行本にまとめられる機会に恵まれていない。
「現代コミクス」自体は『ウルトラマン』以後、『キャプテンウルトラ』も刊行していた。

 本書ではさまざまな貴重な資料を掲載しているが、この「現代コミクス」に関するページだけでも購入の意味はあるだろう。
 

2009年12月 5日 (土)

本棚の旅■瀬下耽探偵小説選

書 名/瀬下耽探偵小説選
著者名/瀬下耽
出版元/論創社
判 型/四六版変形
定 価/2800円+税
シリーズ名/論創ミステリ叢書42
初版発行日/2009年11月30日
収録作品/綱(ロープ)・新青年1927年8月号
     柘榴病・新青年1927年10月号
     裸足の子・新青年1928年1月号
     犯罪倶楽部入会テスト・探偵趣味1928年2月号
     古風な洋服・新青年1928年5月号
     四本の足を持った男・新青年1928年8月号
     めくらめあき・探偵趣味・1928年9月号
     海底(うなぞこ)・新青年1928年10月号
     R島事件・1929年4月号
     仮面の決闘・新青年1929年6月号
     呪はれた悪戯・新青年1929年9月号
     女は恋を食べて生きている・中央公論1930年7月号
     欺く灯・新青年1930年10月号
     海の嘆・新青年1931年7月号
     墜落・新青年1932年3月号
     幇助者・新青年1932年4月号
     罌粟島の悲劇・新青年1933年1月号
     手袋・新探偵小説1947年6月号
     空に浮かぶ顔・新選探偵小説十二人集1947年9月20日刊
     シュプールは語る・探偵趣味1949年1月28日刊
     覗く眼・探偵実話1953年1月号
     やさしい風・幻影城1976年1月号
     マイクロフォン(随筆)・新青年1928年2月号、1928年10月号
     
     解説/横井 司
     
 瀬下 耽(せじも たん)という作家をご存じだろうか。いや、ボク自身が誤解していたように、せした たん、と思っていた方もいるかもしれない。
 デビュー当初にはそこそこの作品数を発表していた瀬下だったが、戦争を挟んで、復帰後から最後の作品まではわずか5編という寂しさだ。またその作品がすべて短編や掌編ということもあり、個人の作品集が編まれることもなかったようである。本書に収録されたのは瀬下の全作品である。
 それでも2、3の作品がアンソロジーに採られることがあり、中でも『柘榴病』は瀬下のイメージを決定づける作品として一人歩きしてしまったということのようだ。
 というのは、ボクもそうなのだが、『柘榴病』というタイトル、その怪奇な内容から瀬下 耽という作家は怪奇幻想な作品を得意としていたのだと思い込んでいた。また『柘榴病』以外の作品を読む機会が多くの読者に与えられてこなかったというのも事実だろう。実際のところは本書によって、探偵小説や犯罪小説といったものを中心に、『柘榴病』のような作品も書いていた、という事実を知ることになった。『柘榴病』のような作品をもっと読みたかったという願望ははかなく消えたわけだが、瀬下 耽という作家の評価自体は決して下がったわけではない。その文体、描写力は改めて評価されていいだろう。
 半ば幻の作家となっていた瀬下 耽の作品集がこのようにして世に出たことをまずは喜びたい。
 

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