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2009年7月 1日 (水)

涼風家シネマクラブ■宇宙怪獣ガメラ

監督/湯浅憲明
キャスト/マッハ文朱、小島八重子、小松容子、工藤啓子、前田晃一、ほか。
1980年/日本/91分

「大映」の社名と版権を継承した新会社によって復活した「ガメラ」だが、ガメラ登場シーンのほとんどは過去の作品をつないだものである。
「新作を作るのだが特撮シーンまで撮り下ろす予算がない」ことから、過去の作品からガメラの格闘シーンを抽出し、脚本の高橋二三にそれを元にしてストーリーを依頼したということである。

 過去作品のフィルムの流用といっても、単に総集編ではなく、新たなストーリーの元に編集されているので、お話としてはまとまっている。またドラマ部分は完全な新作として撮り下ろされてもいるので、それなりに「ガメラ復活」作品として評価してもいいだろうが、どうしても過去作品のインサート部分に目がいってしまい新鮮さには欠けてしまう。
 また宇宙の平和を守るというマッハ文朱ら女性3人の宇宙人のコスチュームの垢抜けなさも本作の新鮮さをそいでいたように感じる。
 話題作りから『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』のアニメ合成、また「少年ジャンプ」や『こちら亀有公園前派出所』のマンガや、主人公そっくりな警官を登場させるなど、なくてもよかったんじゃないかと思える演出も多い。
 ライバルである「ゴジラ」も制作されていない時期でもあり、この時点での「ガメラ」の復活は単発で終わってしまった。いろんな意味でおしい作品だったといえるかもしれない。
 この作品が作られた背景を考えてみたとき、「大映」復活に際してその代表作のひとつである「ガメラ」を復活させようという意図があっただろう。さらに新たに制作するについては、旧シリーズ同様のコンセプトで、ということもあったと思う。つまり80年当時の子供たちに向けた娯楽作品ということだ。しかし「ゴジラ」の「VSシリーズ」、「平成ガメラシリーズ」と、結果的に観客として子供が集まることは意図していながら、子供のころに怪獣を観て育った親たちが劇場に足を運ぶ(子供をだしにして)ということがあったからこそのヒットという要因が大きかったと思う。その意味でこの『宇宙怪獣ガメラ』の時点ではそういった環境がまだ整っていなかったということがいえるだろう。
 ちなみにテレビでも怪獣・特撮は低迷の時期で、「ウルトラマンシリーズ」もこの年、やっと『ウルトラマン80』で復活したのだが、大ヒットとはいえない状況だったと記憶する。また『~80』の第1、2話を監督したのは湯浅憲明だったと思う。
 

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コメント

 前回に引き続き、二度目のお邪魔となります。
ごめんください。下記のTBを致しました「ガメライシのBlog」管理人でございます。
 昭和(大映)のガメラシリーズのレビュー完結、誠におめでとうございます。特に、宇宙怪獣ガメラまでの全作品レビューが同ボリュームで終了されたのには、大層なご苦労があったのではないかと感じます。今回の記事(後半4編分)を、拙Blog7月2日付けの下記TBの更新にてご紹介させて頂きました。
 引用明かりで申し訳ございませんが、ご縁がございましたら今後とも、宜しくお願い申し上げます。

>ガメラ医師さま
TBありがとうございます。お礼のコメントをしなければ、と思っていたところです。
実は、もう一本、「昭和ガメラ」を総括する文章をアップいたしますので、そのあとでと思い遅れてしまいました。申し訳ありません。
ご評価をいただいたこと、大変ありがたく感じており、今後の活動の励みにもなります。
ありがとうございました。

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» ガメラ:昭和(湯浅)版視聴記など 2009/07/02 [ガメラ医師のBlog]
 本日二本目の更新です。一本目「6月第5週のフィギュア情報」はこちら。   本項では、65年公開の「大怪獣ガメラ」から80年公開の「宇宙怪獣ガメラ」に至る、昭和時代の大映ガメラシリーズについての視聴記などをまとめております。 前回の「 /06/22」にはこちらから。  個人的感想に基づく、湯浅版ガメラシリーズベストの発表。 『モゲラ日記』 http://7-chronocross.blog.so-net.ne.jp/ さん、6月25日の更新。 昭和ガメラ映画制覇 http://7-chrono... [続きを読む]

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