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2006年8月25日 (金)

涼風家シネマクラブ■キャッチボール屋

Main1

キャッチボール屋
監督/大崎 章
キャスト/大森南朋、キタキマユ、寺島進、松重 豊、光石 研、水島研二、内田春菊、峰岸 徹、ほか
2005/日本/105分

 会社をリストラされ、田舎に戻ったタカシ。友人の山田と野球部時代の監督の家を訪問するが、3年間補欠だったタカシに「タカシ、投げろ」と痴呆が始まっている監督は言うのだった。
 その後、山田の居酒屋で旧友たちと酒を飲むが、タカシを始めみんな最後の試合のゲームセットがどうだったのか思い出せない。その試合はタカシが唯一出場した試合だったのだが…。

 そして片思いをしていた恭子が東京に行っているという話になり、みんなにはやし立てられ、酒の勢いもあって、最終電車で東京に向かうタカシだった。
 目が覚めるとそこは都内の公園のベンチ。泥酔して電車に乗ったタカシには、自分がなぜそこにいるのかが思い出せない。公園には「10分百円」と看板を出した「キャッチボール屋」がいた。ぼーっと眺めていたタカシに、キャッチボールを勧める男。キャッチボールをしながら最後の試合を思い出しかけたとき、子供たちのしていた野球のバットが飛んで、タカシの頭に…。
 しばらくベンチで休んでいるとキャッチボール屋の男が「しばらく留守番をお願いします」とタカシにグローブを預けて姿を消し、そのままいなくなってしまう。タカシは男に代わって、公園が工事で閉鎖される日までキャッチボール屋をすることになるのだが…。
「キャッチボールは、ただボールを投げ合うのではない」というセリフが出てくるように、さまざまな人たちとの心の交流が、嫌味なく描かれる映画だ。成り行きでなってしまったキャッチボール屋ではあるが、実はもう何代ものキャッチボール屋がいたらしいことがわかったり、毎晩20時半に流す「夢先案内人」のレコードの大切な役目だったり、ゆっくりとしていながら確実に心にしみこんでくる感じがいい。キャッチボールをしにくる常連客たちとの交流の中で、タカシが見つけるなにかは、きっと見たものの心の中にも見つかるのではないだろうか。
 個性的な役者陣、限定された舞台で描かれるハートフルな物語です。

セブン新社刊/「微熱」06年10月号掲載

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