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2005年6月13日 (月)

DIG-UP COLLECTION 5/内山亜紀(前)

ムチムチの幼女!/内山亜紀(前)

 70年代の終わり、内山亜紀の登場はひとつの事件だった。当時のエロ漫画界といえば、その少し前から中島史雄や村祖俊一などの活躍で美少女路線が確立していたし、もともとセーラー服など制服物はエロの定番といっていい題材ではあった。しかしそれらはどうしても劇画の延長線上にあって、内山の漫画々々した、アニメ的な画で勝負している作家はいなかった(村祖が少女漫画的な線を描いていたのを除けば)。

DIG-UP COLLECTION

ムチムチの幼女!/内山亜紀(前)

 70年代の終わり、内山亜紀の登場はひとつの事件だった。当時のエロ漫画界といえば、その少し前から中島史雄や村祖俊一などの活躍で美少女路線が確立していたし、もともとセーラー服など制服物はエロの定番といっていい題材ではあった。しかしそれらはどうしても劇画の延長線上にあって、内山の漫画々々した、アニメ的な画で勝負している作家はいなかった(村祖が少女漫画的な線を描いていたのを除けば)。
 もちろんデビュー当時から全面的に受け入れられたわけではなかった。内山の絵は同人誌的なドロ臭さがあって、それまでの劇画系の線に慣れていた読者にはすぐにはノレない部分もあった。また少女ものがジャンルとしてあったとはいえ、内山のそれは少女を飛び越えて幼女を描いていて、ノーマルな読者には異質でもあった。さらに言えば内山の作品では幼女の放尿シーンなど、スカトロ的なテーマを多く扱っており、その意味でもマニア向けな作品ということができた。
 とはいえ内山に続く谷口 敬の登場など、エロ漫画界は官能劇画からロリータ、アニメ系作家へと急激に塗変えられていくことになる。
 さらに言えば、当時ビニール本と呼ばれたインディーズなヌードグラビア誌のブームにあたり、アンダーヘアが絶対的に排除されていた社会情勢にあって、ヌードを売り物にする雑誌やビニール本ではヘアを剃った、いわゆる剃りマンが台頭していて自然とヘアのないロリータの恥部を想像させていた。それがロリータブームにつながったといえば言いすぎかもしれないがあるものを無理矢理隠したりなくしたりするより、もともとない状態で見せるほうが自然だったというのはあるだろう。
 80年代に入ると内山は急激に人気を得て、久保書店のワールドコミックスからたてつづけに単行本『気ままな妖精』『愛しの妖精』『夢見る妖精』を上梓する。また官能劇画を主に刊行していたサン出版のジョイコミックスからも『ロリコンパーティー』『ロリコンランド』の2冊を出すのだった。

猫目ユウ/初出「comic幻羅」VOL5(大洋図書刊)

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